ホーム > 紅花染めのしかた
1 | 染める布(糸)は、絹、木綿などを用います。ナイロンなどの化学繊維は染まりません。 |
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2 | 干紅花(紅もち・すり花)50gをナイロンの布袋に入れ、少量(10cc)の酢を含んだ水500ccの中に入れ、時々もみながら一夜放置します。 |
3 | その後、脱水機などで黄色素の水溶液と分けます。(黄色素水溶液は別の容器に移し、黄染液として使用のため保存します。) |
4 | さらに、酢を少量含んだ水に浸してもみ、黄色素を洗い流します。最後はよく水を切っておきます。(この液は捨てます。) |
5 | 染める布50gを水か温かい湯に浸して糊抜きをした後、水洗いをして濡らしておきます。 |
6 | 2%の炭酸カリウム水溶液500cc(木灰水なら1.2リットル)を作ります。伝統的な手法にこだわるのであれば木灰水を用います。 【木灰水の作り方】木あくをポリバケツなどに入れ、あくの上部より3cm程度高くなるように水を入れかきまぜます。しばらく放置して、できた上澄み液を用います。 |
7 | 黄色素を除いた紅花に炭酸カリウム水溶液の全部を加えます。はじめ、黄色の液が赤黄色となって紅花から紅色素が溶け出してきます。
※室温・水温とも低い冬がよく染まります。溶けだした紅色素のアルカリ溶液は脱水機などで分け、別に準備した染色用のポリ容器に移します。 |
8 | 紅花は、さらによくもみだして水洗いを行い、紅色素を溶出し、前の液と一緒にします。紅色素のアルカリ液は、全部で4リットル以上になるまで数回に分けて行います。 ※完全に紅色素が抽出されると、紅花は濡れたワラくずのような色となります。そのような状態になったら捨てます。 |
9 | 紅色素アルカリ溶液に、先に糊抜きした布(糸)を入れ、静かにかきまぜながら、水でうすめた酢を少しずつ加えると、紅花染めが出来上がります。酢は中和するまで加えます。染める温度は低い程良いが、25℃〜30℃位までは差し支えありません。 |
10 | 染液が淡黄色となったら染布(糸)を引き上げ、よく水洗いした後、再び微かに酢を含んだ水に浸し、脱水・乾燥して半乾きのときアイロンで仕上げます。 |
下記ではハンカチなどの紅花染めの体験ができます。必ず事前に予約をしてください。
西村山郡河北町谷地己885-1 TEL.0237 (72) 3787
天童市大字久野本1273-2 TEL.023 (653) 3222
天童市本町1-1-2 パルテ1階 TEL.023 (654) 5045
※他にも四季に応じた草木染めもできます。
東置賜郡高畠町福沢7-1072 TEL.0238 (57) 2140
西置賜郡白鷹町十王1707-1 TEL.0238 (85) 1883