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紅花の栽培のしかた

畑で栽培する場合、プランターで栽培する場合の2通りを紹介します。

畑での栽培

  • 種を播くのは4月上旬〜中旬が適期です。種まきが遅くなると草丈が低いまま開花します。

1.畑を作ります

紅花は湿気を嫌うので、畑は日当たりが良くて水はけの良い場所を選び、1㎡あたり苦土石灰を100g程度と、チッソ・リン・カリを含んだ化成肥料100〜150g程度と、堆肥5kgを混ぜ込んで、20cmくらいの深さに耕します。

2.種を水洗いします

種は1㎡あたり75粒程度用意します。種をまく前によく水洗いします。

3.種を播きます

畑の全体をならして、うね幅60〜75cmくらいの播き幅のところに、種が重ならないように条まきします。播いたら上に2cmくらいの土をかけておきます。4〜5日くらいで発芽します。

4.間引きをします

本葉が2〜3枚開いたらまず1回、6〜7枚になったら2回目の間引きをします。葉が大きくて色が良く元気に成長しているものを残し、最終的に株と株の間隔が10〜12cmくらいになるように間引きます。間引いた葉はおひたしや味噌汁の具などにして食べることができます。

5.水やり、追肥、草取りについて

水はあまりやりすぎないようにして、土が乾燥しているような場合に、株本から少しはなして水をやります。水で土が葉や茎にはねあがると病気になりやすいので注意し、できれば雨にあたらないようにポリフィルム等を使って雨よけをかけます。また、追肥は普通は必要ありませんが、2回目の間引きの頃に元気がないようなら、チッソ・リン・カリを含んだ化成肥料50g程度を株本から少し離れた所に播きます。雑草はまめに抜きます。

6.土寄せをします

20〜30cmくらいの高さに成長したら、うね間の土を株元に盛上げて茎が倒れにくくします。

7.支柱を立てます

土寄せが終わったら1〜2m間隔で支柱を立て、ビニールひもなどではさみ込むようにして誘引します。フラワーネットを使用するのも良いでしょう。

8.開花します

だいたい7月上旬〜中旬頃に開花します。加工品にする場合は7〜8分咲きの頃に収穫します。紅花はとげがあるので、すり花や紅もち等にする場合は早朝の朝露が残る頃に収穫し、乱花にする場合は晴れた日の日中に作業手袋などをして収穫します。ドライフラワーにするなら花がたくさん開いたところで株元から切り取って、風通しの良い日陰に逆さにして干しておきます。

プランターでの栽培

  1. 赤玉土(小粒)と腐葉土を半分ずつ混ぜたものに、チッソ・リン・カリを含んだ化成肥料100〜120g程度、苦土石灰15g程度を混ぜて70cmくらいのプランターに入れます。
  2. 上記と同様に水洗いした種を、10〜15cm位の間隔に2、3粒ずつ、上記と同様に播きます。
  3. 水は、表土が白く乾いたら、下からにじむ程度にやります。なるべく日当たりのいい場所で、雨があたらないように栽培します。あとは畑の栽培と同じように栽培します。

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